太平洋フェリーの新造船「きそ」~(5)
続きです。前回はこちら
案内所の横にある船体中央の通路です。右側手前はカラオケルーム・・・団体ツアーのおじさま、おばさま方が熱唱中でした。その奥の赤い壁の内側は男性用大浴場です。通路が狭くなっているように見えますが、錯覚ではありません。実際に狭くなってます。通路側から見たら、デザイン的にアクセントになっており良いのですが、浴場内から見たら、おかげで洗い場が変形しており、一部では背中合せのカランが接近していて、ちょっと大げさに言うと背中同士がぶつかりそうで使い勝手が悪いです。こんな設計を認めるなんて、情けないぞ太平洋フェリー。
左側の明るいところは売店です。オリジナル商品が以前より減ったような気がしますが、いぜんとして品揃えは豊富です。そういえばオリジナルワインのラベルは旧「きそ」のままでした。奥はゲームコーナーだったと思います。
これが男湯の入口。ギミックなインテリアですが、私は割と好きだったりします。でも大型温泉ホテル風ですね。
洗い場については先に書いたとおりですが、こんどは浴槽。全体的に浅めでL字形に3つの湯舟が配置されています。で、これが仕切りの穴で連結。つまり横に揺れても縦に揺れても、お湯の大移動が発生です。舵を切るだびに大量のお湯が溢れてもったいない。船の浴槽って横方向に大きいのは向かない事が良く判りました。って、これを知らしめるためにこんな設計にしたのか? フェリーの老舗である三菱下関の設計とは思えない。内部レイアウトは、外部の人材でも使ったのか? 実に不思議な風呂の設計です。
~続く
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