関西汽船神戸港ターミナルが移転
9月15日から、神戸港での関西汽船の着岸埠頭が、これまでの中突堤から新港第四突堤ポートターミナルに変わりました。
ポートタワーがそびえる中突堤は、戦前から国内航路の拠点として活用されており、一時は非常に多くの定期航路の拠点となっていましたが、今では発着する大型船は関西汽船別府航路の下り1便だけという寂しい状況です。1996年3月20日完成した中突堤旅客ターミナルも活用されているとは言い難い状況でした。
そこで中突堤旅客ターミナル内にCIQを設置する事で、中突堤に大型クルーズ客船を接岸させ、ハーバーランドなどからも外国客船・大型客船がよく見えるようにして、神戸港の観光地としての魅力を高めようという計画が持ち上がったのです。この構想は2004年春に神戸市長が明らかにし、実現に向けた具体化策の第一弾として、関西汽船のポートターミナル移転が実現したわけです。
利用者の立場から考えても、ポートライナーが利用できるポートターミナルの方が便利でしょう。
ポートターミナル2階で遊休化していたカウンターを整備して「フェリーさんふらわあ」のカウンターが出来ました。
接岸は第四突堤西側のO1バースです。神戸市の所有するボーディングブリッジもあるのですが、それを使わずに自前のものを使ってます。1996年3月製造というプレートがありましたから、中突堤から運んでいたのだと思います。乗船客は、上のカウンターからほぼ水平移動のみで船内に行けますから便利です。
ちなみに、前方のO2バースに接岸しているのは、天津行きの「YAN JING」です。
車両待機場所は、ポートターミナル駐車場の1階部分を一部改装して転用していました。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント