スキー用具を黒猫に託し、レンタカーを返して、女満別空港に到着です。
関空からの便は、少し遅れて到着したので、出発が遅れるという放送がかかりました。ちょうど夕食時間帯のフライトなので空弁を買い、ついでにビールを一杯。しばらくすると・・
「電気系統で異常が見つかりましたので、修理中です。出発の準備が整い次第の機内へのご案内になります」
ちょっとざわつきましたが、じたばたしても始りません。ビールをもう一杯買って、空弁を食べることにしました。そして、
「本日中に修理の完了する見込がたたない場合は・・・」
と、どうも見込みの暗そうな放送がかかりました。千歳か羽田への最終便で女満別を離れ、翌朝の便に乗り継いで関空か伊丹に飛ぶというスケジュールが代替案として示されました。千歳~関空・伊丹、羽田~関空・伊丹は好きな便を選べるようです。ここで羽田をリクエストすると、羽田エクセルホテル東急に泊めてもらえるかなと思いましたが、羽田に泊まるよりも北海道にもう一泊の方が魅力的です。千歳に飛んで、雪祭りを速攻で見て帰るというのも魅力的ですが、札幌もまだ比較的行きやすい場所。もう一泊するなら女満別を動きたくありません。そこで、だめもとで
「明日の便への振替はだめですか?」
と聞いてみました。すると「それでも構いません」という返事でした。
そして、ついに欠航が決まり、個別にリクエストを伺うと言う案内になりました。さっそく、翌日便への振替と宿の手配を依頼します。宿は網走グランドホテルを手配したという事で電話番号を書いたメモを渡されますが、ホテルの場所は係員もよく把握していないようでした。多忙な係員を煩わせるも気の毒なので自分で調べると、なんと呼人駅近くの網走湖畔にある観光ホテルである事がわかりました。すっかり市街地のホテルだと思い込んでいたので、空港バスで行くつもりでしたが、あてが外れました。タクシーで行くにはちょっと遠すぎます。仕方が無いのでホテルに電話すると、空港バスを呼人で降りて、そこから電話連絡すれば迎えにいくという返事がいただけました。
これで、東京からの最終便に連絡するバスに乗るだけとなりました。バス停の位置でも確認しようと外に出ると・・
スキー場でもなければ、山の中のリゾートホテルでもない空港でこの気温。未明ならまだしも、まだ19時ですよ。しかも、どんどん下がるんです。温度計の存在に気が付いて、カメラを取り出す間に0.2℃くらい下がりました。スキー場とか、市街地でも未明ならこの程度までは下がるだろうと覚悟はしてましたが・・・
バス停の位置も確認したので、あとは最終便の到着を待つだけ。
最終便が着いたので、外に出ると北見行きのバスは止まってましたが、網走行きの姿はありません。しばし待つと・・・ ふつうのワンマンバスが現れました。北見行きは観光バスタイプなのに、網走行きは普通の路線バスの扱いだったのです。乗降はほとんどありませんが、停留場はたくさんあります。案内を聞き逃さないようにしないとホテルにたどり着けません。
案内放送を聞き逃す事もなく、無事にバスを降り、ホテルから迎えにきてもらいようやくチェックインです。本来ならもう関空に着いていたはずの時刻ですが、なぜかまだ網走湖畔。大浴場は24時間オープンだそうですが、露天風呂は深夜は閉鎖だそうですので、温泉に急ぎましょう。空港の気温からすると、ここでも-10℃以下は確実だと思いながら、露天風呂につかるのでした。
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