明石郵便局に出かけた帰りに、以前から気になっていた玉子焼き店『ふなまち』に寄ってきました。
友人の家が近くにあったので、店自体は以前から知ってましたが、関西ならどこにでもあるお好み焼きやぐらいに思っていて、わざわざ寄り道しようとは思わず、近年、名前が知られてからは店が狭いのでいつも混んでいるという評判を聞いて、混んでる店は嫌なので敬遠してました。
「住宅街の中にポツンとあるのが名店のあかし・・」みたいな紹介を読んだ気がしますが、住宅街の中にお好み焼店やたこ焼き店があるのは、関西のちょっとした古い住宅街ならどこでも見かける光景で、時にはそれが屋台だったりしながら、ご近所さんの井戸端会議の場所になっているなんて、全然珍しくありません。私の住む、今は老朽化が問題となっているニュータウンにも、ご近所さんのたまり場になっているたこ焼きの屋台とたこ焼き店はありますが、不味くないのは確かですが、わざわざ遠くから買いに来るほど美味いとも思いません。ということで、住宅街の中でご近所さんに支持されているのは、不味くない証拠ではあっても美味い証拠ではないと、猜疑心に固まって訪問したわけです。
かくいう私は、不味いもの以外は「美味い」と評してしまういい加減さですし、明石市東部の店は「わざわざ」ではないので、ここまでかたくなになる必要もないわけですが。
ということで、まずは店のロケーションのご紹介。
さんざん紹介尽くされたように、住宅街・・というか漁師町の一角です。評判とは違って、県外ナンバーの単車と車が店の前に止まってます。おいおい、住宅街の中でご近所さんに支持されている店ではなかったのかい・・と突っ込みたくなりますが、GWのさなかに来た私が悪いのでしょう。ちなみに時刻は15時過ぎでした。
言ったら悪いですけど、関西ならどこにでもありがちな店のたたずまいですね。歩道にテーブルが一脚、店内に二脚ありました。テーブルの数に比べて、異様に椅子が多いのが特徴で、高校生のたまり場の店というような雰囲気がムンムンでいい感じのロケーションです。でも、私は高校の時分から、喫茶店でたまっている事が多かったのですけど(爆)
値段は、ご近所さん、高校生御用達価格ですね。
お好み焼は「ブタ玉」350円から始まり「ミックス」でも500円、ソバ焼きもお好みと同じ。モダン焼きは50円増し、オムソバはソバ焼きの100円増し。肝心の玉子焼きは20個で500円でした。
確かに、こういうロケーションの店で、こういう玉子焼きが出てくるのは、明石中心部の店らしいですね。明石市内でも、ソースたこ焼きの店は多いのですから。
かなり小ぶりで、程よい柔らかさです。店によっては、出汁につけると、だんだんと溶け出すような柔らかさの店がありますが、ここはしっかり原形をとどめて箸でつまめます。冷ました出汁が、正統派の玉子焼きを主張しているようです。私は猫舌なので大歓迎!
わざわざ食べに来るかどうかは、その人の価値感として、玉子焼きの王道を行く店であるのは確かですね。
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